紫紘さんが手機で織り上げた紗袋帯の素無地に、染と繍きださんに菱截金刺繍を施して頂いたという、究極のコラボレーション袋帯です。
夏単衣の時期は、意外と結婚式や邦楽の発表会、茶会などが多い物ですが、礼装に相応しい袋帯を探すのが中々難しいものです。
そんな時に重宝して頂ける帯として、蓮佳別注でご制作頂いたのは、単衣夏4カ月お使い頂ける紗袋地に、季節感の出過ぎない截金刺繍です。
紫紘さんの紗袋は、手機で「濡れ緯」と言って緯糸を濡らしながら織ることで、打ち込みのしっかりしたシャリ感ある地組織になっています。
こうして織り上げることで、汗をかきやすい時期でも着崩れしにくい帯となります。
樹田さんには、ロイヤルブルーをアクセントに、品のよい截金刺繍に仕上げて頂きました。
礼装用の夏単衣帯をお探しの方に、是非お手にとっていただけますと幸いです。
※関東巻きに柄付けしております。
西陣織の名門、「紫紘」。
源氏物語絵巻を西陣織で表現するという途方も無い仕事をライフワークとされ、素晴らしい帯の数々を残された故・山口伊太郎氏が創設した言わずと知れた名門の織匠。
西陣織の芸術性、創造性を極限まで高めた人物として、西陣ではその名を知らぬ人はおりません。
紫紘さんの帯のファンの方もたくさんいらっしゃる事でしょう。
伊太郎氏が突き詰めた表現を、確実に、着実に受け継ぎながら、日々現代の意匠を取り入れ新しい創作を続ける紫紘さんの帯。
「あぁ、ええ仕事っていうんはこういう事なんや。」と腑に落ちる、引き算の図案と選び抜かれた糸の配色。
それを身に纏う喜びを是非感じて頂きたいと思います。
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【 ご着用シーン 】
礼装、結婚式、茶会、お出かけ等に。
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【伝統色のパーソナルカラー、冬、明石の御方】
黒地にロイヤルブルーとパステルで配色した色彩は、ウインターさんに最もお似合いです。
同じくブルーベースのサマーさんにもよく映えます。
袋帯 | 黒地 菱截金繍
- 素材 正絹
- 幅 8寸2分仕上がり基準
- 季節 夏単衣
- TPO 礼装に