Yellow base

Blue base

Pure color

Light color

Cloudy color

Deep color

Light color

Deep color

スプリングでも淡いペールトーンやソフトトーンがお似合いになる方は早春のイメージです。

​温かみのあるイエローベースで、明度が高く彩度も高い色の映える方です。

​雪解けの大地に注ぐ優しい陽光のように柔らかい色合わせの、澄んだ淡い色がお似合いです。

ビビットカラー、ブライトカラー、ストロングカラーが映える目鼻立ちの華やかな方は、晩春のイメージ。​温かみのあるイエローベースで、最も彩度が高い色を着こなすことのできる方です。

​春のお花畑のように多色使いで、メリハリを付けた着こなしがお勧めです。

◆ 夏:花散里

「 浅縹の 海賦の織物、織りざまなまめきたれど、匂ひやかならぬに、いと濃き掻練具して、夏の御方に。(淡い縹色で、海藻を織り出した凝った織物の、爽やかなニュアンスカラーの優美な衣。 ) 」 

花散里の穏やかで優しいご気性がしのばれます。 

シーズンカラーがサマーの方は、初夏の紫陽花のようなエレガントな着こなしがお似合いです。色柄はあまり主張するものでなく、落ち着いたニュアンスカラーが映えます。

サマーでも淡いペールトーンやソフトトーン、グレイッシュトーンがお似合いになる方は、梅雨の時期、初夏のイメージ。

​淡い色の紫陽花や朝顔のような爽やかでソフトな着こなしがお似合いです。

ソフトトーン、ブライトトーンが映える方は、夏の日差しが強まる晩夏のイメージです。

​メリハリのあるコーディネートがお似合いで、サマーでもある程度濃度のある地色を選ばれる方が素敵に見えます。

◆ 秋:秋好中宮

歳末の衣配りには入っていませんが、 「 第十九帖 薄雲 」で春と秋のどちらを好きか問われ、「秋の夕べが六条御息所のはかなく亡くなった露の縁につけて自然と好ましく感じられます。」と答えたことから秋好中宮と呼ばれるようになった六条御息所の娘、斎宮の女御。

「 第 二十四帖 胡蝶 」では紫の上と春秋の優劣を競う、 高貴な出自と母譲りの豊かな教養、そして筋の通った女性のようです。

オータムのシーズンカラーを持つ方は、深みのある秋の紅葉、豊穣の実りを思わせる上品でリッチな配色が似合われます。

4つのシーズンの中で、最も着物に使われてきた伝統色がお似合いになるのがオータムの方です。

オータムの中でもソフトトーンの似合う方は、アースカラー等のニュアンスカラーが映えます。

セカンドカラーにサマーのシーズンカラーを持つ方も多く、サマーと誤診されることも多いです。

​お顔の周りには柔らかく温かみのある色を持ってくると、着物姿が引き立ちます。

THE 着物。という伝統色、錆朱、鶸、古代紫が最も似合うのがこのタイプの方。

ディープトーン、ダルトーン が似合うオータムカラーの方は、金色を取り入れたゴージャスな装いも素敵で、豊潤な秋のように、深みがありメリハリが効いた着こなしがお得意です。

◆ 冬:明石の御方
「 梅の折枝、 蝶、鳥、飛びちがひ、唐めいたる白き小袿に、濃きがつややかなる重ねて、明石の御方に。 (白に紫という高貴な取り合わせ。唐めいた柄をも着こなせる魅力を持った方。 )」

その高貴でモダン、誰が着ても似合うものではない衣配りに、紫の上の心中穏やかでなくなる程の思いを抱かせるのは、明石の御方のシーズンカラー、ウインターの個性です。

シーズンカラーがウインターの方は、黒、漂白したような白を利かせたモノトーンの装いや、メリハリの利いた個性的な装いも難なく着こなせます。

その秘密は生まれ持った瞳や髪の、コントラストが強いこと。

暗色も着こなせますが、透明感のあるパステルカラーも着こなせる、二面性があるのが最大の特徴です。

ロマンティックなペールトーンがお似合いになる方は雪も解け寒さも和らぐ晩冬のイメージです。

セカンドカラーにサマーを持つ方も多く、ペールトーンはプロでもサマー用とウインター用の判別が難しいものです。パステルトーンの地色で迷った時は、必ず濁りの無い色をお選びください。

クリスマスカラーや、モノクロのようにコントラストの強い色を着こなせるのが、ダークトーンやディープトーンが似合うウインターさんです。玄冬の凍てつく研ぎ澄まされた空気感のように、シャープな装いが映えます。このタイプ向けの着物は市場に少なく、着物難民化している方続出です。お誂えをお勧めします。

いかがでしたでしょうか。

自分のシーズンカラーはこれ!と、いうタイプが見つかりましたか?

各タイプ別着こなし事例を掲載しましたので、コーディネートのイメージがしやすくなりましたら幸いです。

色の持つ力は不思議なもので、その人の内面を映す色でもあるようです。

着物の取り合わせで「よく映る。」という色は、きっとあなたの魅力を引き出してくれる色となることでしょう。

是非「似ついたる」衣選びをなさって、着物生活を楽しんで頂ければと思います。