もしお客様に「持っておいて重宝する小紋はどんな柄ですか」とお尋ねいただいたらこう答えます。
「１にぼかし、２にまきのり、３に絞り。この3枚があれば、季節の染帯を合わせて幾通りもの着こなしを楽しんで頂けるでしょう」と。
 
こちらは引染職人さんの手仕事ではなく型染の小紋ですが、色合いと生地の照り感で秋の始まりの小紋としても、単衣コートとしてもお使いいただきやすい為セレクトしました。
 
自身も染帯を中心とした付下小紋を着ることが多いことから、まきのりは色や配置を変えて何枚か手持ちがありますが、冬は吹雪に見立ててクリスマスに。春は花と見立てて観桜にと、帯で物語を演出できるベースの一枚として重宝しております。
 
気に入った小紋を探そうと思うと、なかなか無いものです。
お稽古にも使えて、仰々しくなくて、季節関係なく楽しめて、染帯のコーディネートを心から楽しめる着物。
まきのりは、そんなお洒落心を満たしてくれる一枚です。
 
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【 ご着用シーン 】
 
お出かけ、観劇、お食事等にお召しください。
 
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【 伝統色のパーソナルカラー：秋、秋好中宮 】
 
落ち着きのある淡黄色は、伝統色のパーソナルカラー・ソフトオータムさんにぴったりです。