佐保姫の 糸染め掛くる 青柳を 吹きな乱りそ 春の山風
古来から春を彩る神とされた佐保姫。
染織の名人とも言われています。
佐保姫が桜を染める時は青柳を糸に都の春を描いていくのでしょうか。
そんな美しい情景が思い浮かぶ素敵な刺繍が施された帯です。
琴の部分は古裂の疋田が切付という技法で貼り込まれ、流れるような糸柳にうちかかる桜がのどかな春の陽気を照らすようです。
箏曲山田流に「桜狩」という曲があります。
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長閑なる 頃も如月 おしなべて
見渡す山も 薄煙
柳の糸の 浅緑
春の錦か 綾なくも
都に知らぬ 白雲の
立てるや 標の 桜狩りーーー
一面に咲き誇る桜の花雲に、柳の糸が綾なして。
錦と誇る、都の春です。
贅沢な刺繍で表現された、値打のある一本です。
春のお道具の一つにいかがでしょうか。
こちらの帯は関東巻に刺繍が入っております。
関西巻に刺繍を足す場合別途料金で承ります。
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【 ご着用シーン 】
パーティー、月釜、お出かけ、観劇、お稽古に。
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【伝統色のパーソナルカラー、春、玉鬘】
華やかな刺繍は、スプリングさんによく映ります。
地色は淡い少し灰がかった落ち着いた桜色ですので、ソフトオータムさんにもお使い頂けます。
また、着物の色をブルーベースにして頂ければサマーさんにもお似合いの地色です。
染帯 | 綸子 桜色 古裂疋田切付琴桜柳繍
¥468,000価格
色: 桜色
- 素材 正絹
- 季節 袷
- TPO お出かけ、観劇、お稽古に。