通年使える便利で可愛い帯締めです。
礼装ほど重すぎず、紬ほど軽すぎず・・・というのが大人のお出かけ着の装いではないでしょうか。
そんな時に合わせる帯締めが冠組の無地ではつまらない、とお感じの方に、一匙の可愛さを加えてくれる帯締めをご提案します。
小桜組という、糸束が桜の花が並ぶように組み上がる立体感ある組に、各色毎に金銀糸をほんの僅かしのばせて、キラキラと光る星の雫のような演出を致しました。
通年使えるというのは耳の部分に夏用のレース糸を使ったからで、もちろん袷にも問題なくお使い頂けます。
実は、当初のコンセプトは「七五三での親子リンクコーデにお使い頂きたい。」という発想でした。
お子様の愛らしい髪を彩る紅白昼夜の同じ組み方で創った簪と、お付添いのお母様の帯締めとが実はお揃い・・・。
表だってのお揃いは恥ずかしくても、こんなちょっとした部分でお揃いなのを発見されたお嬢様はきっと「ママ、見てみて!お揃いだよ!」と弾んだ声を上げてくれることでしょう。
勿論お手入れがしやすいよう、房はより房仕立にしております。
房の芯は白糸にしておりますので、締めて頂いたときまるで花が開くような花房をお楽しみ頂けます。
---------------------------
【ご着用シーン】
白大島と染帯のコーディネートや、お太鼓を締めた大人の浴衣姿、またはお若いお嬢様のお茶のお稽古、そして七五三でのお嬢様との簪とお揃いコーデを楽しまれたいお母様にお勧めです。
【伝統色のパーソナルカラー:夏、花散里】
伝統色では「藤色」と呼ばれる色は、パーソナルカラー夏の方に最もよく映ります。
日本人に一番似合う色は?と聞かれたら、蓮佳は「藤色」と答えます。
それほど藤色は日本人のきめ細やかで優しい輪郭を彩ってくれる色なのです。
ですが、藤色にも「青藤」と「紅藤」がございまして、前者はブルーベースのお肌を持つサマー、ウインターさんに映える色。紅藤はスプリングさんに映えます。
ではオータムさんに似合う紫色はと言いますと、藤色より一段濃い「京紫」。
紫は大変染めるのが難しい色ですが、すっきりとした良い色に染め上りました。
帯締め | 小桜組(藤色)
- 組 小桜組
- 素材 正絹 (金属糸使用)
- サイズ M寸
- 長さ 約165cm
- 幅 13mm
- 季節 通年
- TPO 付下・お出かけ小紋・紬・浴衣
- 二十四節気のコーディネート 【啓蟄】