優しく淡い地色に、ふわっと溶け合うような雲母のぼかし表現で、波を描きました。
 
どこまでも透明な、屋我地島で見た内海の穏やかさ。
汽水域の漣。
光を受けて輝く、風の向きで幾重もの波が重なり、綾なしていく様子は、さながら自然の織物を見ているようでした。
 
満潮の一瞬にしか現れない、儚い文様を前に、この風景を留めたい、と思ったのが着想のきっかけです。
部分で白糸に銀糸を混ぜて刺繍を致しました。
波頭が光に透けて輝く様子を感じていただけますと幸いです。
 
 
波は、財運を司り、寄せては返す永遠性を寿ぐ縁起柄でもあります。
季節を問わず着られる、季なしの着物として、様々なご用途に重宝していただけることと存じます。
 
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【 ご着用シーン 】
 
入学卒業式、お子様の行事、茶会等にお召しください。
 
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【 伝統色のパーソナルカラー：夏、花散里 】
 
伝統色のパーソナルカラー夏の方に向けた、淡く優しい水色。
この色は、ホワイトを沢山含んだ色が映えるサマーさんに最適な色合いです。