まず夏単衣のご相談で一番多いのが、「夏物はあまり着用頻度が高くないので、季節が出過ぎない柄で、長く使えるものを探しています」というお声です。
蓮佳では、そのようなお客様のお声にお応えして、6月～9月までご着用頂ける生地を数種類ご用意しております。
こちらは、そのお勧め生地の中で最も着用時期の長い「かぎろひ」の生地をご紹介します。
 
昔は単衣といえば絽縮緬や楊柳縮緬をお勧めすることが多かったですが、温暖化の影響で、もう5月から30度を超える日も多くなりました。
こちらの生地は、薄手で涼やかに織られていながら透け過ぎず、かつ絽目でないということで、単衣から夏までの4カ月お使い頂けます。
 
お柄は、どんな帯にも映える波に致しました。
流水の柄は粋に偏りがちなところ、少しお道化た波の図とし、柔らかさを演出しています。
ただ生地白にするのでなく、全て胡粉ぼかしの友禅に、銀彩と刺繍を細かく施しました。
ところどころ玉虫に光る糸を入れ、波しぶきが煌めく様子を描いております。
 
夏の帯は秋草が多いので、花の帯に合わせて頂くと一層華やかにお召し頂けます。
 
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【 ご着用シーン 】
 
6月～9月まで、茶席やご挨拶、観劇等にお召しください。
 
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【 伝統色のパーソナルカラー：夏、花散里 】
 
中濃度の桔梗色は、夏のパーソナルカラーの方に最もお勧めです。
同じ夏のシーズンカラーを持つ方でも、こちらは中濃度以上が映える方にお勧めです。
あまり薄い色ですと盛夏になってしまいますが、ある程度濃度を効かせることで秋口までご着用頂ける地色と致しました。