江戸時代の小袖から意匠化した、お子様用の晴れ着です。
七宝繋ぎの美しい綸子地紋に、お嬢様の人生が花で彩られることを願って京繍で表現しました。
蘭、梅、水仙、桜、藤、牡丹、菖蒲、紅葉、菊と、四季折々の折枝を束ね、花束のように描いております。
 
最近は初着、七五三の晴れ着も呉服店での取扱が少なくなりました。
化繊やレンタル衣装が多くなった中で、「本物の京もんを着せてあげたい」と望まれている方はきっといらっしゃる、その方に届いて欲しいと願いを込めて制作しました。
 
古来は医療技術も未発達で、3歳まで無事に育つ子は稀でした。
子供用の背縫い無く一幅で仕立てる仕立て方は、縫い目の無いところから魔が入ると言われ、「背守り」の風習にも繋がりました。
それ程までに我が子を守りたいと必死に祈る心が、子供の成長を祝うお宮参り、七五三の風習になって現在でも息づいています。
 
家族の愛情の物語が、着物に込められて伝わっていくことの素晴らしさ。
それこそが蓮佳が最も大切にしているコンセプトです。
子供の着物を染める時は、特にその願いを込めてお染めしております。
職人も皆その気持ちを共有しながら染めております。
祈りを重ねた晴れ着が、お嬢様の人生のお守り代わりとなりますことを心から願っています。
 
※こちらは7歳用の柄付けですが、初着～7歳までお召し頂けるようカスタマイズ可能です。
※受注生産の商品となります。製作期間に1年程頂戴します。
 
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【 ご着用シーン 】
 
お宮参り、七五三、お正月、ご親族の結婚式、ピアノの発表会等
 
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【 伝統色のパーソナルカラー、夏、花散里 】
 
蓮佳の子供着物は、子供用であっても蛍光色は使わず、大人と同じ古典的な色で配色します。
中でもこちらはブルーべースのお嬢様向けです。
通常疋田は朱色を使いますが、ブルーベースのお嬢様に合わせて青味の紅色で仕上げました。