長野県の奥まった場所にある湖で、朝靄の立ち込める中すっと立つ白樺の樹を見ました。
手が悴むほど冷え込んだ朝で、シャッターを押す手も震えていたのを覚えています。
霧は湖面を撫でるように渡り、白樺の木立を抜けて、風と共に掻き消えていきました。
幻に包まれたような、幻想的な風景でした。
もう幾日かしたら、湖面も凍り始めたかも知れません。
雪に閉ざされる白樺の樹は、特徴的な肌を純白の雪に映して、冬景色に彩りを添えることでしょう。
そんなイメージで染めた一枚は、醒めた色彩の白茶地に、引染のぼかしのみで表現した付下です。
雪花が舞うような生地風を活かし、湖面を渡る風を霞ぼかしで演出しています。
付下として使えるぼかしの着物が一枚ありますと、袋帯を合わせて茶席に、染帯を合わせてお出かけにと、シーンによって着分けて楽しんでいただけます。
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【 ご着用シーン 】
茶会、観劇、パーティー等に。
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【 伝統色のパーソナルカラー:秋、秋好中宮 】
伝統色のパーソナルカラー、ソフトオータムさんにお勧めの配色です。
付下|霞ぼかし 白茶利休樺茶
¥380,000価格
色: 白茶
- 素材 正絹
- 季節 袷
- TPO 月釜や歌舞伎、気心の知れた方とのパーティー、お出かけ等に。
- お仕立て納期 ご注文受付から約1カ月半~2カ月(ご着用時期がおありの方はお申しつけくださいませ)