
京きもの | 蓮佳 -renca- では、鈴蘭の花束を贈った人も贈られた人も幸せになれるという言い伝えのある「すずらんの日」をモチーフに、京丹後で織ったオリジナルの白生地「幸せのすずらん」を使用した色無地をご提案しております。
あなただけの色を纏い、着物生活がより楽しいものとなりますように。

― 本朝七十二候に因んだ和の色、舶来の色を楽しむ。 ―
「本朝七十二候(ほんちょうしちじゅうにこう)」とは、中国発祥の二十四節気(半月毎の季節の変化を表すもの)をさらに約5日毎に区切り、日本の風土に合わせて改訂された、繊細な季節の移ろいや昆虫、鳥、植物の萌え出る様を言葉にしたものです。
例えば春、春分の25日頃。桜始開(さくらはじめてひらく)。
夏至の頃、26日。菖蒲華(あやめはなさく)。
立秋の12日。寒蝉鳴(ひぐらしなく)。
そして小雪27日、朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)。
日本人の感性の、何と豊かなことでしょう。
言霊に宿る季節を感じながら色を纏えば、着物生活はより一層彩りを増していきます。
京きもの | 蓮佳 -renca- では、古典に学びながら現代の生活に合う色をご提案いたします。
ある時は正倉院の古裂や平安の料紙の色を参考に、古くから伝わる日本の色を。
そして、新しい時代に生きる子どもたちに向けた色は、奈良時代の装束の色に加え、舶来の色を染めております。
蓮佳の七十二色の中から、あなただけの色を見つけてください。
生地について

図案から組織の選定、織出しの方法、試織・・・京丹後の機屋さんと打ち合わせを重ね、完成まで約半年をかけた「幸せのすずらん」の生地は、すずらんという洋のモチーフを、「立湧」という和の柄に落とし込んでデザインした完全オリジナル。
生地は紋綸子を採用し、大人の女性にもお召しいただけるよう光り過ぎない地組織の上に、すずらんの意匠部分は光線によりやわらかな陰影が出るよう日向と陰紋を織り込み織りあげました。
濃き色、薄き色ともに発色が良く、しとっと肌に馴染む肌触りの良さが特徴です。

色無地としてだけでなく、ぼかし染め、絵付けもさせていただきます。
