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12月15日(木)

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創造空間 kamenos

紫の種を蒔く - 第二回 -

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紫の種を蒔く - 第二回 -
紫の種を蒔く - 第二回 -

日時・場所

2022年12月15日 11:30 JST – 2022年12月18日 17:00 JST

創造空間 kamenos, 日本、〒879-1507 大分県速見郡日出町豊岡4745

イベントについて

【 紫の種を蒔く 】

その昔、大宰府から平城京へ運ばれた、万葉人に愛された草がありました。

その名を、紫草と言います。

今では絶滅危惧種に制定されている紫草の根は、「紫根/しこん」と呼ばれる天平時代から使われてきた天然染料で、古くは「冠位十二階」に一位の者が着用すると定められた高貴な色でした。

額田王のうたに、

あかねさす 紫野行き

 標野行き 野守は見ずや

  君が袖振る

と詠われた紫草。

かつて大分で生産され、長く途絶えていた紫を「紫のゆかりを途絶えさせてはならぬ」と、平成の時代に種を蒔いた人がいました。

大分県竹田市在住だった中川藤義氏です。

紫草の栽培は非常に難しいと言われます。

しかし中川氏は発芽を実現し、東大寺の紫衣の原材料として紫根を提供されました。

惜しまれながら2020年に逝去した中川氏の功績を後世に伝え、中川氏が蒔いた紫の種を途絶えさせることなく、私達の心に紫の種を蒔くきっかけを作れたら。

そのような思いで、大分県豊後大野市で中川氏の遺志を継ぎ、紫草栽培を続ける「十時花園」さん、大分県速見郡日出町で大分の魅力を発信する「創造空間kamenos」さんのご協力を賜り、3年連続で紫を知る為の展覧会を開催させていただいております。

今回はその第2回目です。

前年に引き続き、特別ゲストとして、12/17(土)は九州歴史資料館学芸調査室長・松川博一先生をお招きし、「紫衣の高僧 玄昉(げんぼう)」というテーマでご講演を賜ります。

唐の玄宗皇帝と聖武天皇から紫衣を賜与された玄昉の数奇な運命とは。

ぜひご聴講ください。

本展覧会にて、大分の紫草栽培の歴史を辿りつつ「紫草」の魅力を広く紹介することで、今後の保存継承への道筋を照らしたいと願っています。

◆中川藤義氏の半生を取材した冊子、オンラインストア・会場にて販売中

・『紫の種を蒔く

・B5

・40頁

・税込1,100円

--- 記 ---

【 紫の種を蒔く 】

◆日:2021年12月15日(木)-18日(日)

◆時:11:30-17:00

◆会場:創造空間kamenos

HP :https://kameyastyle.com/

TEL: 080 - 9144 - 0374

大分県速見郡日出町豊岡4745

駐車場20台

※ご予約無しでどなたでもご観覧頂けます。

---

ギャラリートーク 】ご予約はこちらから

◆17日(土) ギャラリートーク ※後日配信予定

◆18:30 - 20 : 00 特別講演会

九州歴史資料館学芸調査室長 松川 博一 先生

「紫衣の高僧 玄昉」

◆開場18:00 / 定員15名 / 3,500円(税込) お弁当付き

※予約制:京きもの蓮佳HP(こちらのページよりご予約お願い致します)または、kamenosにて事前予約をお願い致します。

ーーー

※本プロジェクトの収益の一部を『鎮守の森プロジェクト』に寄付させていただきます。

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