日時・場所
2023年11月23日 11:00 JST – 2023年11月26日 18:00 JST
salon & gallery 虹霓, 日本、〒603-8165 京都府京都市北区紫野西御所田町34−2
イベントについて
【 salon & gallery 虹霓 | 新装開店 Opening Exhibition 】
長らく新装開店をお待たせしておりましたが、ようやく新店舗OPENの運びとなりました。
以前の店舗よりアクセスしやすくなったこの場所で、また良い物創りと、サービスの質を高めていけるよう、一層精進して参りたいと存じます。
今後「 salon & gallery 虹霓 」は、きものの展示会だけでなく、きものを彩る空間を提案するギャラリーとして、陶芸・木工・金工・竹芸・京もの工芸品の取り扱いや、茶道文化や数奇屋建築の講演会など、和文化を総合的に発信していける場所に育てていきたいと思っております。
新装開店を記念して、Openingには木工作家・calanthe 尾﨑 耕将さんをお迎えし、「 神之木ときもの展 」を開催します。
尾﨑さんとの出会いは、近江上布の制作中に琵琶湖に流れる比良山系の水脈を辿っていた時に、たまたま Google MAP でお店を見つけたのがきっかけです。
Instagramを拝見すると、静謐な作品群、湖北の冷気漂う世界観にますます魅了され、思わずこんな作品をお創りになる方にお会いしてみたい、とメッセージを差し上げたことから交流が始まりました。
尾﨑さんは銘木マニア、と言ってもよい方で、サロンの框が伊勢神宮の茶室に使われている、北面に接していた皮を薄くはいで設える工法で作られているだとか、名栗は京と大阪で工法が違うだとか、数奇者の究極のあこがれは総栂普請造りだとか(内閣総理大臣・高橋是清邸が栂普請で知られています)、色々なことを教えて頂きました。
尾﨑さんにお譲りいただいた品々は、新店舗にも引き継いで什器として使わせて頂いておりますが、お東さん(東本願寺)の台風で倒れた数百年もののビャクシン(香木にも使われ、お寺で良く植えられる針葉樹)や、オヒョウの木(アイヌの方々の伝統的衣服・アットゥㇱに使われる木)で作った棚であるとか、物語のあるものばかりです。
様々なお話しをする中で、尾﨑さんが今「 神様の木 」が手元に集まってきている、ということ。
「 それで家具でなく、ただ存在するもの、美しいものとして空間を表現していきたい 」という構想をお聞きしました。
三大神の木は、「 松 」「 梅 」、そして「 桑 」と言われます。
きものを創る私にとっても、ゆかり深いものです。
今回は、尾﨑さんと共に「 神ノ木 」をテーマに作品創りを致しました。
尾﨑さんの作品は、家具の他にディスプレイとしても使えるもの、小物、皿など、素敵な品々が揃います。
ご遠方のお客様の為にも、オンライン同時開催です。
どんな時も、植物は創作の源泉であり、我々の身を護ってくれるもの。
植物に生かされた染織工芸に従事する私たちの、祈りを込めた展示会です。
ご多用の折とは存じますが、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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場所:salon & gallery 虹霓
日時:11月23日-26日 ( 木-日 )
11時 - 18時( 会期中無休 )
京きもの蓮佳(直通):075-286-4815
※いつもご縁頂いておりますお客様のご予約は不要ですが、密を避ける為、ご来店希望日時・ご要望をお聞かせ頂けますと混雑時間をお知らせさせて頂きます。
※HP・SNS等をご覧頂き、初めてお越し頂けるお客様は、ご来店予約の上、ご希望等を予めお聞かせ頂けますと幸いです。必要な準備を整え、お目にかかれますのを楽しみにしております。