皆様が一本目の袋帯をお考えになる時は、「フォーマルシーンにおいて、どのような地色にも合う帯」をまず第一にお考えになられることと存じます。
お手持ちが増え、2本目、3本目を選ぶ時は、季節をとらえた帯を締めたいと思うのもの。
春用、秋用、お正月用と大きく分けてお考えで、秋の帯をお探しの方に、この帯をお勧めしたいと思います。
お茶をされている方には口切用に。
伝統芸能をされている方には秋の会用に。
2本目、3本目の帯は、このように人が締めていない地色をお選びになると被りませんし、お洒落に見えます。
秋の時期はどうしても着物の柄に紅葉が多くなってしまいますので、絵が同じにならないように秋草が図案化された帯をお召し頂きますと、お互いに引き立てあう取り合わせとなります。
西陣でも数軒となってしまった「本袋帯」を制作する「小田原織物」。
余りにも生産数が少ないため、「幻の機屋」と言われることがあるんですよ、とは小田原織物の女将様の談です。
蓮佳も独立当初からお世話になっておりますので、展示会でお目にかかられたことがある方もいらっしゃると思います。
皆様は、本袋帯をお手にされたことがおありになりますか?
本袋帯は輪になるように予め織り上げる帯のことです。
流通しているほとんどの帯は裏地を別に織り縫い合わせた縫い袋帯で、裏地を同機屋内で織っていないことさえあります。
表地と裏地の経糸の本数が違い、組織も違う為に、締めている時に裏と表が撚れてしまい、着姿が決まりません。
小田原織物さんの帯は、全て本袋帯です。
そのため、締める時に裏地との添いが良く、軽やかで非常に締め心地が良いのが特徴です。
是非一度お召しになって頂き、違いを感じて頂きたいと存じます。
---------------------------
【 ご着用シーン 】
お茶会、秋の会、紅葉狩、菊に纏わる演目に。
---------------------------
【伝統色のパーソナルカラー、春、玉葛】
薄朱やクリームがお似合いになる方は、きっとこの帯がとても映えることでしょう。
イエローベースさん向きですので、秋のシーズンカラーを持つ方にもお召し頂けます。
袋帯 | 小田原織物 秋草文
商品詳細
- 素材 正絹
- 幅 8寸2分仕上がり基準
- 季節 袷
- TPO 七五三、十三詣、成人式
購入前のお手元現物確認・お取り置きについて
購入を検討してくださっている方も、写真だけでは質感や実際の色がわからずご不安に思われていらっしゃると思います。
もしご来訪頂くか、展示会及び出張先にご足労頂ける方、及び関西圏(愛知から兵庫まで)ご在住でご自宅訪問可の方は、実際の品をご確認頂けるまで、一週間の期間でお取り置きをさせて頂きます。
直接確認が難しい方は、商品代金を一旦お振込み頂けましたらご自宅まで未仕立ての状態でお届けさせて頂きます。
お手元で確認して頂き、イメージと違いましたら往復の送料に加え、梱包手数料(一律¥1,080‐)を差し引いた金額を返金させて頂きます。
お気に召して頂けた場合は送料・手数料共に弊社で負担の上、お仕立てにかからせて頂きます。
ご相談・お問い合わせはこちらまでお願い致します。