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越後上布の原料である、苧麻で織られた生地に染めた御所解の染帯。
美しい仕上がりは、生地が良ければ全てが良くなるという見本のようになりました。

 

ええなぁ、こんな絵、描けへんなぁ…。
と、この染帯の本歌である、江戸時代の古裂を眺めて思います。
柳たなびく水辺の風情。

水田にはたわわに稲穂が実り、畦道に引いた川の水がせせらぐ、たおやかな田園風景。

たった200年前は、このような風景が日本各地で見られたのでしょう。

もう見ることは無いかもしれない、失われた日本の原風景に思いを馳せます。


江戸時代のおおらかな意匠にはまだまだ遠く及ばないかも知れませんが、夏の風景を染帯に閉じ込めました。

 

大変良い苧麻の帯地を素材に使い、京繍をたっぷりと施した為、染帯としては高価な帯になってしまいましたが、お手に取って頂ける方にとりまして、夏が巡る度にこの帯を締めて頂ける日を心待ちにしていただけるような、着物生活に寄り添ってくれる一本になりましたら幸いです。

夏こそ崩さず、本当に長くご愛用頂けるものをお手元に置いて頂きたいと思います。

 

※こちらの染帯は、関西腹にしか柄を置いておりません。

関東巻の方はお腹が無地になりますので、お使いの手をご確認くださいませ。

※関西巻は、ご自身から見て右肩に手先を置いて巻き始め、心臓から右手側に回す巻き方です。

お太鼓を作った時の手先の端は、お太鼓の左に出ます。

 

※紫地の同柄との価格差は、片腹の柄付けの為です。

 

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【 ご着用シーン 】

 

お出かけ、夕涼み会、七夕会に。

 

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【伝統色のパーソナルカラー、春、玉鬘】

 

基本的には藍上げの御所解はどんなシーズンの方にもお似合いになりますが、敢えて挙げるならスプリングの中でも、中濃度の落ち着いたトーンが映える方にお勧めです。

 

また、サマーさんやソフトトーンのオータムさんにもお似合いになります。

染帯 | 苧麻 水葵の御所解 藍上げ

¥325,000価格
: 生成
    • 素材  苧麻
    • 季節  夏単衣
    • TPO お出かけ、夕涼み会、七夕会に。

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